衰弱したセミがベランダでひっくり返っていた。時折、ジジジと鳴きながら飛び立とうとするも、高度を上げる力がなく、1mほどあるベランダの塀を越えることができないようだった。捕まえてベランダ外にブン投げようにも、ちょっと触れただけで暴れまわる始末。そのうち死を待つだけのモードに入るだろうので、力尽きるのを待ち、死骸を片付けるほかないか、と思った。
翌朝、そいつの姿がなくなっていた。塀を越えるだけの力を取り戻したのだろうか?死にかけのセミでも休息をとれば回復するのかしらん?鳥か何かに持ってかれただけかもしれないけど。そんな8月のまとめ。
既に書いた通り、通院先が変わって、ようやく超速効型インスリン(ノボラピッド)を処方されたので、昼食時にカーボカウントの練習をしつつ試用し始めた。
今のところ、摂取する糖質を50~60g、ノボラピッドを5~7単位で調整しながら実験中。現在の私の場合、糖質9gあたりインスリン1単位が妥当っぽい。もし仮に糖質1gが血糖値を5mg/dL上げるのだとしたら、インスリン1単位で血糖値45mg/dL下がるという計算になる(確かめるのが難しいけど)。
コントロール目標としては、食後のピーク血糖値180mg/dL以下、ノボラピッドの効果が切れる5時間後の血糖値が100mg/dL前後。まだ始めたばかりだが、想定外の結果が出たりしてなかなか面白い。もっとも、なにより嬉しいのは昼食時にまともな炭水化物を摂取できるようになったこと。開始して以降、ハムチーズトルティーヤ、和風ツナマヨおにぎり、フォカッチャ、ツナマヨ手巻き寿司、白飯……と1年半ほとんど食していなかった連中を噛みしめている。
「持効型(トレシーバ9単位/1日)のみ+3食糖質制限」という生活に「昼食時は超速効型インスリン+まともに糖質摂取」という変化が加わったわけだが、今後、自分自身の身体がどのように変化していくのかが楽しみだ。今回の通院で測定したHbA1cは6.5%。果して上がるのか下がるのか?
「変化」といえば、ささやかながら注射針の回収先も変わった。これまでは適当なペットボトルに入れて病院の回収ボックスに入れていたのだが、今後は薬局の窓口で引き取ってもらうことになった。そこで渡されたのがこれ。
注射針専用の回収ボトルだそうな。おかげで我が家でいつでもバイオハザードマークを見ることができるようになった。
最後にフリースタイルリブレの結果をペタリ。
やはり私の場合、リブレによるHbA1c推定値は実測よりも低めに出る。しかも今月は推定血糖値自体が低めに出る時期があったので低血糖連発のようになっているが、実際はそこまで低血糖になっていなかったりした。
さりとて、教育入院もなしに外来だけで超速効型インスリン注射を導入できたりするのは、基本的にリブレのおかげなのだろう。なんともありがたい限りである。
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