20191020

カバンの中の温度

夏が過ぎ、インスリンを持ち歩く際の温度にあまり気を使わなくてもいい季節になった。熱による変性を防ぐため、インスリンは基本的に30℃以下のところに置いておくことになっており、37℃を超えたあたりから変性しやすくなると言われている。夏場にこういうアイテムを使うのも温度管理のためだが、秋が深まればほぼ必要がなくなってくる。

……が、気になることがないわけではなく、時折とある疑念が脳内に浮かんでくる。インスリンペンを入れているカバンの中は、本当に30℃以下に抑えられているのだろうか?

私は肩掛けカバンをたすき掛けにすることが多い。大体↓のような状態になる。
この場合、カバンの面積の半分ぐらいは自分の背中~お尻と接しており、そこからカバンに体温が伝わっている。リュックサックを背負う場合はなおさらだ。リュックで背中が蒸れる、というのは誰もが経験する現象だ。

というわけで、ちょっと実験してみた。実験と言っても超テキトー。温度計付きの目覚まし時計をカバンに放り込んだだけ。背中と接する側のポケットにこんな感じの時計を入れて1時間半ほど過ごす。
結果、表示されていた温度は……29.2℃。室温は21℃だったので、それよりはかなり高いが、ギリギリ30℃以下。

もっと長時間続けていたり、カバンと背中をピッタリ密着させていたりしたら30℃を超えていたかもしれない。逆に、密着度が低かったり、同じカバンの中でも身体と接していない側だったりすれば、もう少し低い温度になったかもしれない。
ちゃんと実験してみないと何とも言えないし、30℃超えたらすぐダメになるわけでもないはずだが、カバンにインスリンを入れる際は、自身の身体とあまり接しない箇所にしておいたほうが無難ではありそうだ。

ちなみに、よほど冷血な奴であれば全く気にしなくてよいわけだが、それは既に人間ではなくなっていると思われる。

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