20180331

2018年3月まとめ

2018年3月の1型糖尿病関係まとめ記録。禁煙についてはもうあまり状況が変わらないと思うので省略。

インスリン注射

先月と変わらず1日1回、朝に持効型インスリン(トレシーバ)4単位を皮下注射。1か月も注射しているとずいぶん慣れるもので、今は日付を4で割った余りの数によって注射位置を変えるスタイルでやっている。
10日から自己判断で5単位に増量。微々たる量だが少しやりやすくなった気がしなくもない。ただ、現時点ではこれ以上増やすと低血糖が増えるかも。

血糖値

空腹時血糖130mg/dL未満、食後2時間血糖180mg/dL未満を目標にしていたつもりだったが、ついつい数値にのめり込んでしまい、3月上旬~中旬は食後でも140以下に収まるように全力で糖質制限(1食15g以下ぐらい)してしまった。
19日の診察で「糖質制限しないと血糖値が上がってしまう(から注射回数増やさせてくれ)」と医師に訴えたら「少しぐらい血糖値上がってもいいから食え」と回答。以降は時折、ビシッと糖質40g摂ってバキッと食後ピーク血糖値260とかやっている。Libreの数値だが、通算の平均グルコース値は120mg/dLぐらいなので、来月の血液検査ではHba1cを6%台まで下げられるだろう。

食事

上述のようにバキッと血糖値が上がるのを覚悟したとはいえ、普通に食べていては突き抜けてしまうので、(不本意ながら)糖質はかなり控えめ。朝15g、昼40g、夜30gで1日80g~90g程度だろうか。色々と優秀な製品が見えてきた(コンビニだとやはりローソンが強い)。
ただし、やはり糖質が少ないと満足感が薄い。満足するまでタンパク質や脂質を摂るのも怖いので、0kcal寒天ゼリー系に手を出し始めている。

その他

禁煙による食欲増進と、少ないながらも注射でインスリンが補われることにより、体重が微増傾向にあるようだ。インスリン注射を始めるまでにガッツリ脂肪が落ちてしまい、172cmで54kgとギリギリな感じだったので、脂肪を取り戻すこと自体は望ましい。増加ペースも1か月で500g~1kgぐらいなので問題はないと思う。58kg前後までは戻したいところ……歯止めなく増え続けたらどうしよう。
また、アルコールを摂取すると血糖値が下がるという現象を初体験。飲んだのは蒸留酒(焼酎)だったが、おつまみで上がると思った血糖値が上がらなかった。調べてみるとアルコールの代謝中は糖新生が抑制されるので血糖値も抑制されることがあるようだ。ただし、アルコール代謝終了後にえらく血糖値が上がったが。

「膵臓が半分なくなりました」と

1型の人ではよくある話だと思うが、糖尿病であることを人に話すと、
「食生活とか乱れていたの?」「太ってないのに?」
とか聞かれることが多い。
糖尿病の類別を説明したり、あるいは糖尿病の原因は生活習慣に限らないことを説明したりするのも面倒なので、今後、必要な際には
「膵臓が半分なくなりました」
と説明することにした。

20180330

情熱価格ベビーチーズ(スモーク風味)

ドンキのPBシリーズ(製造:マリンフード)のスモーク風味。プレーンのチーズを自分で燻製にすると美味いらしいが試したことはない。
シールは何とも言い難い茶色っぽい色。味はほんのり燻製っぽい風味がする。他の味を食べても思うのだが、このシリーズは味付けが穏やかで、あくまでプレーン+αという感じがする。

20180329

ロルフおとなのベビーチーズ(枝豆味)

変わり種系、ロルフおとなのベビーチーズ(枝豆味) 。枝豆、ということで基本的に緑色。
中身もほんのり緑がかったチーズ。さすがに枝豆の粒は入っていない(恐らく保存が効かなくなる)。「枝豆入り」ではなく「枝豆味」なのはこれが理由だと思われる。
風味も当然、枝豆。といっても、ずんだ餅のような強烈な枝豆感があるわけではなく、本当に酒のつまみとしての枝豆を目指した調整のようだ。塩気も若干、強めに感じられる。

20180327

米穀と涙と血管と

昼食、近くの食堂で「Aランチ、ご飯1/3」と注文する。今日のAランチは肉豆腐。出てきたランチのお茶碗には少量の米飯が盛られている。が、予想よりやや多い。ご飯1膳150gとして50gぐらいかと想定していたのに、どうも60g強はありそうだ。恐れをなしてわずかに白飯を別の皿に避ける。
FreeStyle Libreによると現在の血糖値は85mg/dL、頃合いである。食事を始める。付け合せやら小鉢やらの野菜を先に食べ、持ってきた難消化性デキストリンの粉末も飲み、肉豆腐を半分食べたところで、米をどうするか考えた。ご飯を食べるのは今月に入って2回目、いや、3回目か。前回は親指の先ほどの量だったので、多少なりともまとまった量のコメを食すのは久しぶりだ。 
……と、考える間があったかは覚えていないが、私は残った肉豆腐を汁ごと白飯にぶっかけた。ミニスケールだが丼である。少し甘辛い肉豆腐丼を、心の中で泣きながらかき込む。ほとんど一瞬で終わる。
そのまま味噌汁をすすりながら、最初に退避させたわずかなご飯を残すか否か思案 ――味噌汁にぶち込んだ。美味かった。

その結果が上の画像である。Libreによる食後ピーク血糖値262mg/dL。念のためSMBG(指から血を出して自己測定)すると232mg/dL。いずれにせよグラフはジェットコースターだ。別に自覚症状が出るような数値ではないにせよ、米穀を食べたという喜びは、そのまま私の血管に突き刺さったのであろう。

なお、数値自体は予想どおりだった。私にもカーボカウント能力が育ち始めているらしい。
(ご飯70g弱として糖質25g、おかずの類で糖質15g、合計40gと見込んでいた。私の場合、糖質1gで血糖値が4mgぐらい上がるので、食前の85+40*4=245mg/dLという予測だった)

20180326

Q・B・Bチーズデザート瀬戸内レモン

6Portionチーズ、いわゆる6Pチーズはデザート系が豊富。6Pチーズの元祖は雪印らしいがこれはQ・B・Bのチーズデザートシリーズ。季節限定の瀬戸内レモン味とのこと。
6Pチーズの容器は紙だが堅牢で何かに使えそう。だけどいつも捨ててしまう。コレクションしようにもかさばるしね。この写真では全く分からないけど、この容器の黄色はなかなかキレイだ。特色使ってるかも。
包装は金色。中身はレモン風味強めのチーズケーキで、時々レモンピールの粒を感じる。1個15gなのはベビーチーズと同じ。デザート系は糖質高めだが、2.5gは食後の調整に使いやすい。
なお、なぜこれが季節限定なのか、と思っていたが、レモンの旬は冬だということを先ほど知った。

情熱価格ベビーチーズ(アーモンド入り)

今度はドンキのPBシリーズ(製造:マリンフード)のアーモンド入り(さっさとドンキシリーズ終わらせたい感が透けて見えるか)。アーモンド入りは各社出ているがパッケージが黄色なのは珍しい。他社は黄色を他のナチュラルチーズ入りに充てている気がする。
例によってアーモンドの粒が練り込まれている。アーモンドの量は多くなく、アーモンド食っている感はあまりしない。あくまでアーモンド風味といった感じなので、欲しければ別に用意しよう。

情熱価格ベビーチーズ(サラミ入り)

ドンキのPBシリーズ(製造はマリンフード)のサラミ味。サラミに合わせてかパッケージは暖色系。
密度は低めだがサラミの粒が仕込まれている。単なる肉っぽい風味というわけではなく、ちゃんとサラミの風味がしてちょっとスパイシー。

20180325

禁煙の予定外のメリット

禁煙して5週間ほど経過した。前に書いたが、私の場合は禁煙初日が最も辛く、あとは楽になる一方で、2週間も経つと「口寂しい」レベルで落ち着いている。

今は食事後に一服したいという感覚もなくなった。食事しても喫煙しない、を繰り返しているうちに、行動ルーチンが上書きされたのであろう。
意外だったのは散髪の後にタバコが吸いたくなったことである。私の散髪ペースは2か月に1回程度だが、理髪店から出て店の前の灰皿を見た瞬間、「タバコ!」と思ってしまった。2か月に1回という頻度でしかなくとも、パターン化されていれば甦ってくるのである。トリガーを引いても吸わない、というパターンで上書きしていくしかないのであろう。

逆に、比較的すぐに消えた習慣としては、上記の食事後の喫煙などのほかには、外出前にタバコとライターがポケットに入っているか確かめる、というものがある。喫煙しないのであるから確認する必要がない。
もっと言えば、あと何本残っているかも気にしなくてよくなったし、「あと3本では明日の通勤時まで持たないから帰宅前にコンビニ寄ろう」というようなことも考えなくてよくなった。ビデオゲームで言えば、残タバコ本数ゲージがゲームシステムから消えた。
喫煙していた頃は当然のことだったので負担に思っていはいなかったが、今考えると、残タバコ本数を気にしなければならない、というのは割と面倒だったのかもしれない。禁煙の予定外のメリットである。
「頼み少なや煙草が二本」というような叙情は味わえなくなったが、そもそも私は血糖値・インスリン管理ゲージが搭載されてしまったので、バランス的には妥当なところだろう。

20180324

情熱価格ベビーチーズ(プレーン)

量販店のドン・キホーテに行ったらベビーチーズのプライベートブランド版を売っていたので軒並み購入。PB名は「情熱価格」。6種類ほどあるが、これはプレーン。春限定パッケージだそうで、包みのビニールに桜が。
プレーンが赤なのはQ・B・Bと同じだ。サイズ・重量も同じで1個15g。味は非常に普通のプロセスチーズ。
製造元はマリンフード。ドンキのPBではなく、この会社自体のベビーチーズのシリーズがあるようなので、そちらのほうが興味がある。私の周りで見かけないので入手は難しいかもしれないが。

謎プレイ糖代謝

起床すると血糖値が上がっていくという現象に見舞われている。
目を覚ました時、90mg/dLだとすると、何も食べていないのに30分後に100、1時間後に110ぐらいになっている。午前中はしばらく上がり続け、朝食の分を考慮しても10時ぐらいまでは上がり続けるようだ。
不思議なのは、6時に起きても7時に起きても、「目を覚ました時から上がりだす」ということ。覚醒すると糖新生が始まる体なのか?

なお、食べていないのに朝方に血糖値が上がる現象としては、暁現象というのとソモジー効果(ソモギー効果)というのがある(参考)。ただ、私の場合、起床しないと上がり出さない、夜間低血糖になっていない、という点で当てはまらない気がする(たまたまかもしれないが)。

自分の身体の主人は自分なのかもしれないが、結局のところその実態はよく分からんものだね。

20180323

ロルフおとなのベビーチーズ(焼豚入り)

バラエティ系のチーズとして、ロルフおとなのベビーチーズ(焼豚入り)を。ロルフは宝幸という会社のシリーズ。
ロルフの特徴は個別にシールが貼られていないことと、赤いヒモのようなものを引っ張って開ける形式ではないこと。大きさはQ・B・Bと同じ1個15g。チーズの中から時々焼豚の細切れが。ラーメン屋の煮豚ではなくスーパーの焼豚系で、少し甘辛い。ベビーチーズで醤油系の味は多くないので貴重かも。

20180322

尿は甘くなかった

前回の診察で、少しぐらい食後血糖値が高くなってもいいから食え、と言われたので、昼食は近所の中華屋へ。日替わり(回鍋肉)定食ご飯1/3、と注文。さすがにフルに白米を食べると「少しぐらい」のレベルではなくなるだろう。
1/3でも多く見えたので、白米は少し残しつつ他は完食。おかずの量がやや多めな店だったということを思い出しながら、食後血糖値の推移を見る。
食後2時間でピーク、ものの見事に220mg/dLまで上がる(FreeStyle Libreでの計測なのでズレてるかも)。目標の180をかなりオーバーしている。おそらく医師の言う「少しぐらい」の範疇なのだとは思うが、やはり200以上の数値を見るのは心が痛い。
そういえば、180オーバーあたりで尿から糖が出る、という話を色々なところで目にする。実際、甘いらしいということも聞いたので、覚悟を決めてちょっと舐めてみた。

別に甘くはなかった。むしろ苦かった。
(指に少し付けて舐めただけなので、量が足りなかったのかもしれないし、血糖値300超えぐらいでないと甘くないのかもしれない)

なお、夕食は日和まくって、紀文の糖質ゼロ麺でジェノベーゼ。カロリーが足りない分はひき肉とスクランブルエッグ(刻みベビーチーズ入り)で補う。おかげで食後2時間経っても血糖値は95。
糖質ゼロ麺が2つ入ったスーパーの籠を抱えて、ベーカリーコーナーで焼きたてのメロンパンを見ながら涙と涎を我慢することで、この素敵な血糖値スコアが出るようだ。なんだ、血糖値が上がろうが上がるまいがどうせ心は痛いのか。

20180321

雪印カマンベール入りベビーチーズ

プレーンではないがチーズらしいチーズ、雪印メグミルクのカマンベール入りベビーチーズ。雪印のベビーチーズはちょっと小ぶり(1個12g)。横向きに包装されておりコンパクトなのも特徴。
「カマンベールチーズパウダーを3%使用」だそうだが、プレーンよりも柔らか目で味が濃厚。違いはハッキリ分かる。後味が残る感じだが、この風味がきっとカマンベールの風味なのだろう(私はチーズそのものには全く造詣が深くないので、チーズの種類の区別はつかない)。 手軽に濃い目のチーズらしいチーズが食べたければおすすめ。なぜか私が帰省すると実家の冷蔵庫に大量配備されている。

(以下、20190316追記)
シールのデザインが変わったっぽい。「気軽に」?

20180320

Q・B・Bベビーチーズ(プレーン)

脈絡もなく始まったベビーチーズ紹介(そのうち6Pチーズ系もやる)。初回は永遠のスタンダード、六甲バターのQ・B・Bベビーチーズ(プレーン)
写真が適当過ぎて申し訳ない。なんというか究極的に普通である。味も固さも成分も、これが一つの基準になるだろう(1個15g、50kcal)。 ベビーチーズ全体で考えるなら、やや固めでやや塩気があるほうに入るのではなかろうか。個人的にはそのまま食べるより料理向きだと思う。とろけるチーズのように糸を引くほどではないが、熱を加えるとかなり柔らかくなるし(油揚げに入れるとよい)、クッキングシートを敷いて長めにレンチンするとカリカリスナックになるのは有名。
なお、800g入り(ベビーチーズ約50個分)のキングサイズもチーズとしては同じようだ。食っても食ってもなくならない核弾頭。

20180319

血糖値コントロールし過ぎてたおじさん

さて、インスリン注射を始めてから2度目の診察。この1か月の血糖値の数値とFreeStyle Libreの端末を渡し、
「糖質制限辛いので毎食ごとにインスリン打たせてもらえませんか」
と相談。すると医師から意外な答え。
「血糖値推移は100点満点だが、厳しい糖質制限までして100点取らなくていい。多少、超えてもいいから食え」
とのこと。

実は血糖値目標を、空腹時130mg/dL以下、食後180mg/dL以下としていたはずだったのだが、ここ半月ほどは糖質制限が上手くなり過ぎたのか、空腹時100前後、食後140前後と健康な人並みの数値が出ていたのだった。おかげでHba1cは1か月で7.5%から7%まで下がっていた(代わりにコレステロール系の数値が悪化)。
まだ糖尿病になってから日が浅いし、すぐに合併症を恐れる数値でもない。一時的に血糖値が高くなってもいいので、何を食ったらどれくらい上がるか実験しておくのがよい、というのが医師の話。どちらかというと、いずれ膵臓のβ細胞が玉砕したら1日4回注射になるので、1日1回注射で済むなら粘れるだけ粘っておけばいいんじゃないか、という雰囲気であった。

というわけで、好んで糖質制限していたわけではない私は即座に食生活を緩めることに決定。医師が良いっていうのだから良いのだ。楽なほうにはすぐ流れよう。さりとて血糖値250オーバーを連発しろという指示でもないだろうし、私自身もそれは見たくない。1か月後の検査ではHba1c6%台に持っていきたいし。
とりあえずは、食料の確保が困難な昼食について、多少の主食(糖質15~20g分ぐらい)を解禁。「ご飯は1/3にして」と言えば定食が食えるようになる。あとは衣の付いている揚げ物、要するに唐揚げ・フライ系を解禁。こいつらは衣だけで糖質10g、私の血糖値にして40mg/dL分ぐらいあるのでこれまでは避けていた。弁当にせよ惣菜にせよ冷凍食品にせよ、出来合いのものの大半をフライ系が占めているので、これらの資源を利用できるようになるのは大きい。
食後血糖値は200mg/dL超えていなければ及第点、ということにしよう。時々落第するのは仕方がない、つまり、多少の血糖値スパイクは許容する、ということだ。きっとしばらくは私の血管も耐えてくれるだろう。

20180318

先生……ボク……もっと注射したいです

明日、ようやく1か月ぶり2度目の診察となる。「先生……ボク……もっと注射したいです」と相談してみよう。インスリンが足らぬのだ。
1食あたり糖質20gに抑えなければならない食生活は辛い。お米と小麦とイモと砂糖とその他諸々を忌避する生活。痩せるための糖質制限ではなく、グルコースを血管に直撃させないための糖質制限なので、この1か月、妥協するわけにもいかなかった。

その意味では、ローソンは大変ありがたい。現時点では、コンビニの中で最も低糖質食品が充実している。ブランパンあたりは2個食べて糖質約5gなので主食にできる。
アボカドクリームチーズ味のラスク、にいたっては感動的ですらある。諸事情を勘案すると、間食はナッツかチーズしか選択肢がなかった私に「カリカリしたスナック的なもの」という究極の糧を与えてくれた。これも1袋で糖質約5gと、間食で低血糖予防するにはちょうどよい。

そういえば以前の記事低糖工房というところからお取り寄せしてみたと書いた。ふすまパンと洋菓子の詰め合わせを試しているが、これもなかなか都合がよい。小麦粉や砂糖をふんだんに使ったものとは少々異なる感覚だが、パンはもちもちだし、菓子はちゃんと甘い。それでいて糖質は軒並み5g以下だ。ただし、やはり単価が高めなのがネック。毎食食べるには難しいものがある。
価格の問題はどこも同じで、どこのネットショップを見ても、ふすまパンや低糖スイーツは同じような価格帯になっている。普通のあんパンが100円だとすれば、低糖質あんパンは200円からという感じ。もっとも、どのパンも1個100円程度、というのが大手パンメーカーでしかできないことなのだろうけど。

20180317

禁煙1か月まとめ

禁煙しておおよそ1か月が経過した。今後はあまり状況も変わらないだろう。どこかで1本吸って台無しになることを除けば。
禁煙開始直後は「いつになったら楽になるのか」と他者の体験記を探し求めた。1か月前の私と同じように禁煙を始めたばかりの人にとって、私の記録も役に立つ可能性がゼロではないので、以下にまとめておく。

まず最初に一つ。私の場合、禁煙に伴う苦痛のピークは初日であとはひたすら漸減していっている。よく「3日目が辛い」「10日目あたりが危険」「3週間ごろが…」など色々な記述を目にするが、そういった波は経験せず、楽になっていく一方である。

前提

喫煙歴:9年
本数・種類:いわゆるキャスターマイルドを1日1箱程度
依存度:寝起きは1分以内に喫煙。起きている間は1時間弱ごとに1~2本喫煙
禁煙方法:禁煙外来で禁煙薬処方(チャンピックス(バレニクリン))

意識・覚醒度

ニコチンを摂取しないせいで、頭がボーッとしたり眠気がする、というのは3日目ぐらいまで続いた気がする。起きていられない、というようなことはなかった。4日目以降は、意識・覚醒度そのものは平常になっているように思える。

「吸いたい」という感覚

これは1か月経った今も続いている。ただしその度合い、頻度は時間が経つにすれ低下している。
禁煙開始直後:15分ごとに「何が何でも吸いたい」
3日経過:1時間ごとに「タバコ吸いてえ」
1週間経過:2時間ごとに「タバコ吸いてえ」
2週間経過:食後など1日数回「何か口寂しいな」
1か月経過:1日1~2回「タバコがない生活は少し寂しいな」
最初は特に理由もなく一定時間ごと感じていたが、次第に、寝起き、食後、ストレスを感じた時、などの「きっかけがある時」にしか感じなくなっていった。

気の紛らわし方

飴、ガム、禁煙パイポ、コーヒー、散歩、ヘッドバンギング、とよくある手段を使用。パイポはずっとくわえていると歯並びに影響がありそうなのでほどほどにした。

身体的不調

便秘・胸焼けが最初の1週間弱続いた。いずれも自然解消したので、緊急用に購入したイチジク浣腸が使われぬまま放置されている。胸焼けは禁煙薬の副作用かもしれない。

五感

よく言われるように味覚と嗅覚は3日ほどで鋭敏になった。特に嗅覚性能向上は著しく、他者に1m以内に近づくだけで、その人が喫煙者かどうか判別可能。

食欲

おそらく増していると思われる。ただし、私の場合は同時に糖質制限食を開始せざるを得なかったので、体重自体は増加していない。

細かいメリット

出先で喫煙可能場所を探す必要がなくなった。自宅の喫煙場所を掃除する必要がなくなった。

細かいデメリット

気持ちの切り替え方が未だに分からない(たとえば作業Aと作業Bの間とか)。ヒゲが伸びるのが早くなった?

20180314

Bloggerで自分のページビューを追跡しないように(firefox)

このブログ(Blogger)の統計でやけに閲覧数があるな、と思ったら、自分のページビューがカウントされているだけであった。「自分のページビューの追跡を管理」という項目から、自分は追跡しないように設定しているのだが、上手く機能していないらしい。

ちょっとググッてみると、この話題が大量に出てくるし、問題解決方法もすぐ見つかる。……が、firefoxで現時点、通用する方法を紹介しているところはあまり多くないようなので、私はこうしたらできた、というのを端に加えさせてもらおう。

問題の原因としては、管理画面からの設定では、~~~.blogspot.comに対するcookieが生成されるが、日本語ブログを閲覧するときは~~~.blogspot.jpというドメインに転送されてしまうので、cookieの意味がない、ということのようだ。
ちょっと前の情報だとfirebugというアドオンを使って、有効なcookieを生成する方法が紹介されていたりするが、firebugは現行のfirefoxのバージョンに対応していない。なので私は、Cookie Managerというアドオンを使った。
で、以下のような設定のcookieを追加してあげればおk。
URLは当然、自分のブログのドメインに。Expiration(有効期限)は遠い未来を設定しておけばよい。

20180312

インスリンリンリン

今月に入って初めての食後血糖値200mg/dL突破(目標は180以下)。上がる時はガッツリ上がるね。多分、昔のように炒飯大盛とか完食したら余裕で500超えられるんじゃないかな。インスリン打った上での瞬間的な高血糖なら死亡確定というわけじゃないけど、意識は失うかもしれないし、将来的な寿命は明らかにゴリゴリ削れるだろう。
こうした経験というか実験を繰り返しているうちに何となく分かってきたのは、体内にあるインスリンで処理できる糖質量を超えると、一挙に大惨事になるということ。紙の上に置いた200mLのコップに、水を30mL入れようと190mL入れようと問題はない。しかし、210mL入れると下の紙は濡れて使い物にならなくなる。
1型糖尿病の私の場合、体内にあるインスリンは、朝に注射するトレシーバ5単位(独断で1単位増やした)+分泌されているかどうかも分からない自己分泌分。これが堤防の高さ。この堤防をなるべく超えないように糖質をブチ込んでいく必要がある。

今日の昼に血糖値200突破したのは、15分ぐらいの間に糖質を25g摂取したから。夕食時は自宅で、1品料理しては食う、1品料理しては食う、という具合に45分ぐらいかけたので、食後2時間経っても血糖値130で済んでいる。さりとて血糖値が下がり始めるのは少し遅くなるだろうが。
なお糖質25gというのは、米飯1/2膳あるかないか程度。この程度の量を処理できない状況はやはり辛い。別に痩せたいわけでもない、というかこれ以上痩せるとやばいぐらいなので、普通に飯が食えるようになりたい。やはり毎食インスリン注射するパターンを導入したほうが、精神的には楽になるのかもしれないね。

20180311

ベビーチーズ

低糖質・高カロリーの食品を摂取しなければならない状況なので、間食等でコツコツとベビーチーズを食べている。私の生活圏で手に入るのは基本的に以下の3社のもののようだ。
まだ網羅はしていないが、かなりの種類を食べたので、気に入ったものをピックアップしてみる。

Q・B・Bクリームチーズ入りベビー

これはド安定。柔らか目であまり塩気が強くなくて食べやすい。普通にクリームチーズを買うとこの2、3倍の価格になるが、これ食べておけばクリームチーズを食べた気になれる。

Q・B・Bプレミアムベビーチーズ 贅沢アーモンド

上記3社だけでもアーモンド入りは複数あるが、アーモンド感では圧倒的。プレミアムシリーズはちょっと価格が高いが、十分にその価値はある。

ロルフおとなのベビーチーズ(トマト&バジル)

手軽にピザ感を味わえる優秀なウエポン。ただし、これは1個、糖質0.9gとベビーチーズのなかではちょい高め。ロルフは変わり種系が強い。明太子味も辛子明太子食っている気になる。

雪印わさびベビーチーズ

雪印のベビーチーズはやや地味なラインナップだが、これは他社にない味でなかなかの破壊力。


チーズらしいチーズとして日常的に常備しておくのはカマンベール入りやクリームチーズ入りあたりがよさそう。ちょっと贅沢(十数円だが……)したいときはQ・B・Bのプレミアムに手を出し、チーズに飽きてきたらブラックペッパーやわさび入り、ロルフの変わり種を挟む。
近所のスーパーでの価格帯を見ているとおおむね、Q・B・Bプレミアム>ロルフ=Q・B・Bノーマル>雪印、といった感じ。雪印だけ1個12g(他は15g)なので当然かも。
他にもプライベートブランドのベビーチーズも出ているし、6Pチーズも考えるとさらに種類もメーカーも増える。高級チーズではなく、日常的な(日本の)チーズの世界もなかなか奥が深そうである。

20180310

ロマサガ2~プレイ形態~

唐突だが、『ロマンシング サ・ガ2』の主に私がプレイしたことのある遊び方などをレビュー。すべてSFC版。

90年代チビッコプレイ

ロマサガ2は1993年発売。要するにその頃にリアルタイムに遊んだ小中学生のプレイスタイル。私の初プレイも当然、これ。
「目に見える攻撃力・防御力が最優先」「戦術は、いっぱいダメージを与えていっぱい回復する」なのが当時のチビッコの主流だったと思う。しかもロマサガ2はマスクデータの固まりで、当時は武器系統ごとの効果値どころか、敵の技Lv.も閃き適性も術威力も解明されていなかった。
よって、多くのこどもが「クロスクレイモアが量産できて強いらしい」「ラピッドストリームとクイックタイムが凄いらしい」という程度の情報を武器に、クロスクレイモアで乱れ雪月花+ラピストでクイックタイム連発、でラスボスを倒すのであった。運がいい子は無明剣も覚えてたかも(でも多分、両手武器で盾が発動しないことを知っていた子は少なかったのでは?)。
私も例に漏れずラピストクイックだったが、一番、記憶に残っているのもこのプレイのような気がする。最後に生き残ったベアがクイーンをみじん切りで仕留めたシーンを未だに覚えている。

簡易型(?)コンププレイ

21世紀に入ると様々なことが解明済になった(ちなみに閃き適性なんかは、解析無しの実調査で解明されている。非常に頭が下がる)。なので一通りのことをコンプするのはかなり容易である。クラス・マスターLv.・陣形・技(見切り除く)・術・アイテム(時期限定除く)・収入・都市開発のコンプしたデータは多少の時間でなんとかなる。
ただし、時期限定モンスターのドロップアイテムも集めるならばかなり計画的にプレイしないといけないし、見切りをコンプしようとすると相当、時間がかかる。

稼がないプレイ

最少戦闘回数のような狂人プレイのことではない。敵避けはせず、普通にシナリオを進めて遭遇した敵は倒す。ただし資金稼ぎやLv.上げ、開発のための稼ぎ戦闘はしない、というプレイ。おおむね、開発側が想定した戦闘難度を体験するのが趣旨。
全クラスが仲間になるようにイベントをこなしていくと、主な技能Lv.35前後でラスボスに到達する感じだった。必要な開発、合成術も可能。難易度的にもほどよい感じで進められるので結構おすすめ。
(といっても攻略情報やデータを把握した状態でプレイしたので、かなり効率よくプレイしたことになる)

技縛り(技のみ)プレイ

技のみを使用するプレイ。武器系統以外に技術点が入る行動をしたらダメ、という定義が分かりやすいか(つまり傷薬はOK)。
基本的にしっかり育成して、圧倒的な火力で敵を轢き殺していくプレイになるので難易度自体はそんなに高くないと思われる。全員別の武器系統を使用する、という条件を付けると楽しい。
私の場合、最終的には、最終皇帝男(体術)、イーストガード(大剣)、武装商船団(斧)、サラマンダー(棍棒)、ホーリーオーダー男(剣)というパーティになった。ラストは陣形アマゾンストライクで最強技連発する大味プレイ(棍棒のみ、かめごうら割り→骨砕き→祝福)。最終皇帝に不動剣使わせて鳳天舞もありだったかも。

術縛り(術のみ)プレイ

技のみの反対。序盤がやや面倒くさいだけで、あとはあまり通常プレイと変わらないかも。序盤の火力はウィンドカッター頼み。フレイムウィップや太陽光線あたりが使えるようになってくると戦闘にメリハリが出る。ストーンシャワー、ギャラクシィまで来ると後は虐殺。
結局、通常プレイと変わりなく補助術が使えるので、ラスボス戦はダメージソースがクリムゾンフレアとギャラクシィになる以外は普通の戦いになる。術威力の高いキャラは帝国猟兵女やノーマッド女なんかにも混じっているので、キャラ愛ではなしに、そいつらを起用できるのは嬉しい。

一人旅

さすがにそこそこの難度があると思う。最初から最後まで「先手をとれないと常に高死亡率」というスリルを味わえる。どれだけ鍛えても雑魚戦で死ねる。
これは序盤(クジンシーを倒すまで)が面倒くさい。北バレンヌから出られないので、ひたすら鍛える以外にクジンシーを倒す手段がないはず(ナイトヘッド先生を活用すれば少し楽になるか?)。倒せる雑魚を狩りつつ、クレイモア+強撃orバスタードソード+二段切りで300ダメぐらい出るまで剣Lv.を上げるしかない。なお、いきなり最終皇帝を出せばこの段階はかなり楽になるが、代わりに終盤が相当厳しくなるだろう。特に魔石の指輪が使えないのはキツイ。
北バレンヌを脱出できたら、霧隠れのために水Lv.を上げながら、スプラッシャーを取りに南下するのが定石だと思われる。霧隠れと即死が揃えば一段落。さらにグリムリーパーまで確保してマイルズ道場でMlv.のために稼ぎまくるのが効率的。最終的に火術に乗り換えるなら、早いうちに沈んだ塔でレディホークを優先的に回収することになるだろう。透明技の性能は異常である。
最終的な術構成は、火土天が無難か。エリクサーよりリヴァイヴァ、ソードバリア+ミサイルガード+エアスクリーンよりも金剛盾のほうが楽な気がする。
私の場合ラスボス戦は、最終皇帝女(術威力を優先した)で、竜鱗の剣、リバティスタッフ、アヴァロンの聖衣、魔石の指輪、虹の水環というベタベタ装備。術は上記のとおり火土天。リヴァイヴァ・金剛盾・祝福で固めて、かめごうら割り・骨砕きで弱めて、不動剣で削る。ゲートが開いたらギャラクシィ。これで勝率50%ぐらいだったか。


…これ以上の縛りプレイはおそらく狂人プレイに片足突っ込むことになると思われる。小剣縛りとか最少戦闘回数とか。1戦のために何百回とリセットしたり乱数表と戦ったりする根性は私にはないのでやっていない。

20180303

無理ゲーかヌルゲーか

次の診察は2週間後ということで、状況が変わることもないため、実のところ書くようなことはあまりないのかもしれない。1型糖尿病が珍しいったって、糖尿病患者のうちの5%ぐらいだとか、人口比だと10万人に1人だとか言われているようなので、そこまで珍しくもないようだ。10万人となると、私の故郷の人口ぐらいか。ということは、きっと私が市の代表。

朝に注射するインスリン4単位に合わせて、1日の食事を選ぶゲームが続いている。何となくだけど、自分で分泌できるインスリンはもう枯れてるんじゃないかな。食後の血糖値の上がり具合を見る限り、少なくとも追加分泌の分はほとんどなさそう。
さてさて、このゲームは、目標血糖値(私の場合は食後二時間180mg/dL以下を目標にしている)の範囲を保ちつつ、1日に必要な食料を体内にぶち込んでいくゲームである。
健康な人はノーマルモード。食料に合わせて処理速度がオートで変化する。無茶をしない限りは血糖値パラメータを気にする必要がないぐらいヌルゲー。ただし食料を処理するときのエフェクトが気持ちよすぎて、ステージクリアには必要ではないにも関わらずボタン連打する人が続出。ボタン連打しているとハードモードになったりゲームオーバーになったりするカオスゲー。
強化インスリン療法やってる人はハードモード1。処理速度がマニュアル。体内に入れる食料と処理速度を操作する。処理速度の調整コマンドが面倒くさい上に、しくじると血糖値パラメータが高すぎor低すぎでアウトになる。ただし、肥満とかほかの理由がなければ、食料の種類と量はそこそこ選べる。
今の私はハードモード2。処理速度は固定。食料のみを調整する。ハードモード1と比べると操作は単純だし、血糖値パラメータが低すぎることにはなりにくいので、その意味では難度は低い。ただし食料の種類と量を少しでもしくじると高血糖が確定する。

とはいえ、過去に比べると今はかなりのヌルゲーだろう。そもそもインスリンが発見されていない100年前であれば、ハードモードは即刻ゲームオーバー確定。10年前と今を比べるだけでも、今は血糖値パラメータが常時見られる状態だし、糖質ダイエットブームの余波で、低糖質の食い物がかなり豊富だ。ハードモードのプレイヤーがそのおこぼれにあずかれるのはありがたい限り。やっぱりパンとかお菓子とか食べたい(なので低糖工房とやらのセットを買ってみることにした。ちょいと値が張るが楽しみである)。