20200112

いまさらの味

昨年、行った海外出張先は東欧だった。滞在先の食事はどれも美味しく、その地の食事は日本人の味覚に馴染む、という定評のとおりだった。

されど、その出張で最も記憶に残っているのは、帰路の乗り換えで立ち寄っただけのウィーン空港のコーヒー(メランジェ)。空港の出発ロビーでひたすら日本行きの飛行機を待っている間に、自販機で買ったいわゆる紙コップのコーヒー。2ユーロだったと思う。

日本でも飲もうと思えば飲めるような、なんの変哲もないミルクコーヒーだったけれども、砂糖抜きにしたにも関わらず少し甘かった。旅の終わりの味だったのかもしれない。

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