20190717

勝ち逃げ(された)

これまでにも言及してきた「HbA1cをちょっと悪化させて超速効型インスリン処方してもらおう作戦」(別名「糖質制限生活辛いです作戦」)が、ものの見事に失敗に終わった。

A1cを悪化させたにも関わらず主治医の方針が変わらなかった……わけではなく、HbA1cの数値自体が前回・前々回の検査時と同じ6.8%だった。変化していないのである。

これでは勝負にならない。「もう基礎インスリンだけじゃ血糖コントロールできねぇ!」と言うつもりだったが、数値が変わっていない以上は何も言えない。対決する前にこっちが自滅したに等しい。私の不戦敗、報酬はトレシーバ(基礎インスリン)のみ。

そして、こちらが敗北を悟ったところで、医師から追撃の一言。
「来月からこの病院で1型の患者を診られないので、次回から別の病院行ってね。紹介状書くけどどこがいい?」

どうやらこの医師が別のところで開業するらしく、そうするとこの病院に常勤の糖尿病専門医がいなくなり、2型はともかく1型の診察が難しくなるようだ。割と大規模な総合病院なのにそのような事態が起こるものなのか。

というわけで、もうこの医師から超速効型インスリンを得ることはできなくなった。私は診察のたびに負け続けたと言ってよいだろう。見事な勝ち逃げである。いや、別にこの方を恨んではいない。指示されてもいないのに勝手にヒィヒィ言いながら糖質制限しているのはこっちの判断なのだから。

開業先がうまくいくことを祈る限りだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿