20181219

弱い音

「弱音」を吐けても「強音」を吐くことはできない、多分。「強がり」は言えても「弱がり」は言えないことの裏返しのようだが、不思議だ。

早く季節が一巡してくれないか、と思う。起算日は1型と診断されたあの日、2018年2月15日。

紅葉が落ちていたり吐く息が白くなってきたりすると、季節の移り変わりを感じるわけだが、何故かその度に「そういえば去年の今頃は何してたっけ」と考えてしまう。

去年の今頃、まだ診断のついていなかった12月、冬の入り口。帰路、あまりの寒さにラーメン屋に逃避したり、小腹がすいたらコンビニで肉まんを購入していた頃。思い出してしまうのは少ししんどい。

さっさと「去年の今頃」の風景にインスリンが登場するようになってほしい。それはつまり、次の2月15日を迎えるということ。


……ちなみに、「去年の今頃」からキャスターマイルドが消えてほしい、と思うのも同じような理由による。

ニコチンとバイバイしてから10か月が経つが、今なお台所の換気扇の下に灰皿があるような気がしてならない。おっかねえな、おい。

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