東京都庁の45階から下を見ても、ほとんど恐怖を感じなかった。私の場合これは精神的に弱っている兆候だったりする。
そのような状況で働いていると、職場で危うくネジがとびかけたので正直に上司と話をした。「既にお話ししているとおり私は1型糖尿病だが、どちらかというと今は精神的にテンパっているので、これ以上、仕事の種類と量が増えるとメンタルが保たないかもしれない」と。
思い返してみると、今年は2月に1型糖尿病と宣告され、4月には人事異動で別部署へ。以降は休暇も取らず炒飯もカレーライスも食べずに混沌の中を勤務してきたのだから、ここいらで限界を迎えたのだろう。もしかすると禁煙うつとやらの影響もあるのかもしれない。
なにはともあれ、上司は私の話をちゃんと聞いてくれ、仕事の調整を約束してくれた。それに加え、逆に夏休みの取得を約束させられた。
このことは私にとって一つのターニングポイントになるのだと思う。これまで、私にとって仕事は「断ってはいけないもの」だったのだが、今回は明確に「(気力の限界なので)もう無理」と意思表示をした。今なお「期待を裏切ったのではなかろうか。本当にギブアップしてもよかったのだろうか。」と思い悩みはするが、もう引き返すことはできない。
「1型糖尿病になっても健康な人と同じように仕事ができます」ということも、「1型糖尿病になったので、この働き方は不可能です」ということも、その両方が真であっても構わないはずだ。
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