次の診察は2週間後ということで、状況が変わることもないため、実のところ書くようなことはあまりないのかもしれない。1型糖尿病が珍しいったって、糖尿病患者のうちの5%ぐらいだとか、人口比だと10万人に1人だとか言われているようなので、そこまで珍しくもないようだ。10万人となると、私の故郷の人口ぐらいか。ということは、きっと私が市の代表。
朝に注射するインスリン4単位に合わせて、1日の食事を選ぶゲームが続いている。何となくだけど、自分で分泌できるインスリンはもう枯れてるんじゃないかな。食後の血糖値の上がり具合を見る限り、少なくとも追加分泌の分はほとんどなさそう。
さてさて、このゲームは、目標血糖値(私の場合は食後二時間180mg/dL以下を目標にしている)の範囲を保ちつつ、1日に必要な食料を体内にぶち込んでいくゲームである。
健康な人はノーマルモード。食料に合わせて処理速度がオートで変化する。無茶をしない限りは血糖値パラメータを気にする必要がないぐらいヌルゲー。ただし食料を処理するときのエフェクトが気持ちよすぎて、ステージクリアには必要ではないにも関わらずボタン連打する人が続出。ボタン連打しているとハードモードになったりゲームオーバーになったりするカオスゲー。
強化インスリン療法やってる人はハードモード1。処理速度がマニュアル。体内に入れる食料と処理速度を操作する。処理速度の調整コマンドが面倒くさい上に、しくじると血糖値パラメータが高すぎor低すぎでアウトになる。ただし、肥満とかほかの理由がなければ、食料の種類と量はそこそこ選べる。
今の私はハードモード2。処理速度は固定。食料のみを調整する。ハードモード1と比べると操作は単純だし、血糖値パラメータが低すぎることにはなりにくいので、その意味では難度は低い。ただし食料の種類と量を少しでもしくじると高血糖が確定する。
とはいえ、過去に比べると今はかなりのヌルゲーだろう。そもそもインスリンが発見されていない100年前であれば、ハードモードは即刻ゲームオーバー確定。10年前と今を比べるだけでも、今は血糖値パラメータが常時見られる状態だし、糖質ダイエットブームの余波で、低糖質の食い物がかなり豊富だ。ハードモードのプレイヤーがそのおこぼれにあずかれるのはありがたい限り。やっぱりパンとかお菓子とか食べたい(なので低糖工房とやらのセットを買ってみることにした。ちょいと値が張るが楽しみである)。
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