20180325

禁煙の予定外のメリット

禁煙して5週間ほど経過した。前に書いたが、私の場合は禁煙初日が最も辛く、あとは楽になる一方で、2週間も経つと「口寂しい」レベルで落ち着いている。

今は食事後に一服したいという感覚もなくなった。食事しても喫煙しない、を繰り返しているうちに、行動ルーチンが上書きされたのであろう。
意外だったのは散髪の後にタバコが吸いたくなったことである。私の散髪ペースは2か月に1回程度だが、理髪店から出て店の前の灰皿を見た瞬間、「タバコ!」と思ってしまった。2か月に1回という頻度でしかなくとも、パターン化されていれば甦ってくるのである。トリガーを引いても吸わない、というパターンで上書きしていくしかないのであろう。

逆に、比較的すぐに消えた習慣としては、上記の食事後の喫煙などのほかには、外出前にタバコとライターがポケットに入っているか確かめる、というものがある。喫煙しないのであるから確認する必要がない。
もっと言えば、あと何本残っているかも気にしなくてよくなったし、「あと3本では明日の通勤時まで持たないから帰宅前にコンビニ寄ろう」というようなことも考えなくてよくなった。ビデオゲームで言えば、残タバコ本数ゲージがゲームシステムから消えた。
喫煙していた頃は当然のことだったので負担に思っていはいなかったが、今考えると、残タバコ本数を気にしなければならない、というのは割と面倒だったのかもしれない。禁煙の予定外のメリットである。
「頼み少なや煙草が二本」というような叙情は味わえなくなったが、そもそも私は血糖値・インスリン管理ゲージが搭載されてしまったので、バランス的には妥当なところだろう。

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